宮林金吾 命

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昭和十九年九月十九日
   トラツク群島にて戦死
射水郡大島町出身

【宮林與太郎様宛葉書】(発信地・満洲牡丹江・満洲第一二一部隊・藤縄隊)
 拝啓 時下益々暖季の候と相成り、家内御一同様には如何御暮し遊ばされますか。
 御陰様で毎日元気に軍務に勉励致し居る故、御安心被下度(くだされたく)。当地も之より多忙の農繁期と成り、一生懸命農事に励み職域奉公に邁進される事と思ひ居ます。小生も亦、益々奮励尽忠報公に突進致します。
 時節柄御身大切に。                  拝具
 
 
 【宮林与太郎様宛封書】
 拝啓 時下其の後御家内様には益々御健勝の由と存じ居ます。
 御小包を御送り被下(くだされ)、二月二十八日無事頂戴仕り深く御礼申上ます。
 降(くだ)つて小生も益々元気旺盛にて軍務に奮励して居る故、御安心下さい。
 さて過日の事一筆申上げます。沢田隊より一月十日を以て荒井隊へ転入せり。一月十日より亘線通信の習業を受け、二月二十九日亘線手として混歩兵旅団へ転入し、三月一日牡丹江へ到着。夏物を持参して、自分の思惑には大連で夏服に着替し、南方に行くのではないかと思ふ?



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