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令和5年 5月 19日
「現代散楽(さんがく)」奉納演奏のご報告(令和5年5月19日 )
5月13日(土)午後2時より、笛・琵琶・左舞を専門とし雅楽演奏家の太田 豊(富山県出身)氏、豊 剛秋氏、大平 清氏、坂本 雅幸氏、森田 智博氏、林 恒宏氏をはじめ「現代散楽トルコ・シリア地震支援プロジェクト」(協力:株式会社山口久乗)の皆様によります、安寧祈願奉納演奏が奉納されました。
奈良時代、『散楽(さんがく)』といふ芸能が大陸から日本に渡来していました。音楽・踊り・アクロバット・ジャグリング・演劇・手品・人形劇など様々な芸能が合はさつたもので、西暦752年の東大寺大仏開眼供養において奉納された記録が残つてをります。
この幻の芸能となつた「散楽」を「現代散楽」として様々なジャンルの皆様と全国で公演し、この度初めて5月14日(日)に高岡市で公演されるにあたり、前日に富山縣護國神社で安寧祈願奉納演奏として演奏していただきました。
演奏家の中には、トルコ音楽演奏家の大平清氏がをられ、トルコ・シリア地震の支援活動を兼ねて演奏されました。
参道から雅楽の演奏で入場し、トルコ伝統曲を歌唱及びサズで演奏、和太鼓ソロに続き、おりんやサズ、和太鼓、笙、龍笛、ソプラノサックス、ヴァイオリンの楽器の美しく素晴らしい音色が奏でられる中、ジャグリングのパフォーマンスが演奏に合せて披露され、次第に激しく奏で合ふ演劇は、集まつた人々を楽しく爽やかに魅了してをりました。そして在日トルコ大使館を通じて被災者支援活動に使用されるトルコ・シリア地震への支援金が、たくさんの方々の協力を得て募金箱に納められました。