新着情報
令和4年 11月 4日
第27回どんぐり祭のご報告(令和4年11月4日 )
秋晴れの青空の下、10月31日(月)午前10時より「第27回どんぐり祭」を齋行、崇敬会員、中島章文富山県森林管理署長様、雲雀ケ丘保育所の先生と園児14名を含めて総勢21名が参列しました。
祭典では、宮司が祝詞を奏上した後、崇敬会員の皆様より奉納いただいたミズナラ・クヌギ・アカガシ・アラカシなどの「どんぐり」を祓ひ清め、次に宮司、参列者が玉串を奉りて拜禮いたしました。
祭典の後、當神社林苑顧問の大宮徹様から「どんぐり」の講話として、どんぐりの成長過程について、自ら描いて作成した絵巻物を用ゐて解説し、解りやすく伝へていただきました。園児からは「ひとつの木からどのくらいの数ができるんですか?」「どんぐりの種類は何種類あるのですか?」など、多数の質問がありました。
次に「どんぐり齋場」へ移動し、清め祓ひの後、まづ初めに育樹の説明として、四年前に植ゑた無花粉スギ「立山森のかがやき」の剪定の仕方などを教はりました。この「立山森のかがやき」は、平成29年に富山県で開催された第68回全国植樹祭にて天皇陛下がお手植ゑされたことに倣ひ奉り、翌年平成30年に明治維新百五十年・御鎭座百五年の記念事業として、皇后陛下お手植ゑの「コシノフユザクラ」と共に植樹した樹木であります。大宮顧問より、杉板を用ゐて節目の説明や「この木があと60年したらこのやうな板にすることもできるんだよ」などと教はると、「え~!」「すごい!」と反応があり、枝打ちや剪定をする意味を学びました。次に、どんぐりの植ゑ方を学び、穴を掘つて植ゑたり蒔いたりしました。
最後に大宮林苑顧問から、どんぐりの成長過程が描かれた絵巻物を園児一人一人がいただき、元気な声でお礼の挨拶をして、隊列を組み保育所へ戻つて行きました。