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令和2年 4月 23日

疫病難除け予言獣 ″クタベ″(令和2年4月23日)

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疫病難除け予言獣 ″クタベ″

 富山県[立山博物館]にて開催され編集された、『令和元年度前期特別企画展 立山ふしぎ大発見!?』の「第3章 立山で会える?伝説の生き物」の中に、疫病の難を逃れる予言獣 ″クタベ″が記載されてをります。

 江戸時代、人間の前に予言を伝える予言獣が出現します。
 越中国立山へ薬種を堀りにきた者の前に現れた″クタベ″も疫病流行を予言し、「自身(クタベ)の姿を見れば其の難を逃れる」と語ります。さらに、「見ることのできない人々のために自身(クタベ)の絵を描いて知らせなさい」と伝えます。
 立山周辺では語られていない説話ですが、刷り物がいくつかあり、「顔は人、体は獣」という″クタベ″の姿を見ることができます。(原文ママ)

 また、漫画家の水木しげる氏が著された『講談社ポケット百科シリーズ 妖怪ビジュアル大図鑑』には、″クタ部″が記載されてをります。

 江戸時代末期、富山県の立山にクタ部という怪獣が出現した。その姿は人面の牛ようで、腹の両横にも眼がある。集まった人のまえで「5年以内に原因不明の難病が流行して、多くの死者がでるだろう。しかし己の姿を見た者だけは助かる」と語りだした。そして、自分の姿を絵にして家に貼っておけば難を逃れることができるともいった。この予言は、たちまち全国に広がって、大きな話題を集めたという。(原文ママ)

 これ以上ウイルスの感染者が増えないやう願ひを込めまして、ここにご紹介申上げます。上記の絵は、二冊の本を参考にして描きました。

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