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平成30年 11月 27日
「明治維新百五十年記念講演会」のご報告(平成30年11月27日)
11月25日(日)午後1時30分より、参集殿にて明治維新百五十年記念講演会を講師に財団法人郷学研修所長で安岡正篤記念館副理事長兼所長の新井桂先生をお迎へして、「山鹿素行『中朝事実』を読む」と題してお話いただきました。講演会には、富山縣護國神社の役員・崇敬会員を始め、富山市議会議員、富山市の神職、自衛隊の各協力団体、崇敬者の約八十人が明治維新の志士に影響を与へた書物「中朝事実」に理解を深めました。
はじめに宮司より、憂国忌といふ意義ある日に、なぜ今「中朝事実」が大事なのかを伝へる講演会を、明治維新百五十年の記念事業として開催することをかねてより考へてゐたと挨拶で申上げ、次にとやま論語を楽しむ会代表の青木順子様が講師の紹介をされ、講演会が始まりました。
荒井先生は、明治維新の背景を解説、江戸時代初期の儒学者、山鹿素行が著した「中朝事実」について、万世一系の皇統を基盤にした日本の歴史の意義を説いた書で、日本の展望を見出すため歴史を学び、知ることの大切さを話されました。
質疑応答の後、祝電が披露され、禰宜が御禮のことばを申上げ、記念講演が終了しました。
来る年は、天皇陛下御即位三十年、御成婚六十年の奉祝と「御代替」の重要な儀式を迎へる年であるがため、山鹿素行先生の著された「中朝事実」を読み返し、日本精神の大本とその歴代の天皇さまの「御代」を、更に学ばねばならないと強く思ひ起こされるのでありました。