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平成28年 3月 27日
第十五回「廣德塾」のご報告(平成28年3月27日 )
境内のハチスカ櫻、宮司命名の靖國櫻が満開になりました3月21日午前9時より、第十五回「廣德塾」を開催いたしました。
はじめに手水の儀を行ひ参進、社殿に移動して学業成就祈願祭を齋行。次に参集殿に移動して講座1として宮司が平泉澄先生が書かれた『少年日本史』を基に正しい歴史を学ぶことの大切さを伝へました。
次に講座2「論語を学ばう」を青木順子先生から学びました。今回は、(里仁第四)から思ひやりの心をもつて尽くすことの大切さや努力しても結果が報はれない時に結果だけを憂ふのではなく、なぜ報はれなかつたか、自分の弱点をしることの大切さを、そして(子張第十九)から何かで立派に成し遂げた人は、先づ自分を鍛へ自分を磨かなければ本物の人物にはなれない、といふことなどを学びました。
次に講座3紙芝居で「富山の民話を学ばう」では、富山市八町の佐伯喜美子様が作られた『佐々成政 立山のさらさら越え』を前馬千尋巫女が聞かせ、山岳会所属の経験がある富山論語を楽しむ会の小林会長が、さらさら越えの情景を話されました。
次に講座4「歌を唄はう」では、『春の小川』『立山の御歌』を前馬千尋巫女が歌詞の変遷などを解説、特に『春の小川』は、文語体であつた歌詞を紹介し、「春の小川はさらさら流る」から「春の小川はさらさらいくよ」に変へられたことについて、天皇陛下が皇太子殿下であらせられた時に「川がいくといふのはおかしいのでは」と話されたエピソードなどを紹介し、高野辰之氏が作詞された文語体の美しい歌詞で一同奉唱いたしました。
終はりに宮司が訓示し、修了証が手渡されました。