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平成27年 9月 3日
第16回「元服立山登拜」のご報告(平成27年9月5日)
第16回「元服立山登拜」が8月23日から3日間、小学5・6年生の9名の隊員が参加し、立山ガイド協会の佐伯高男様、佐伯知彦様にガイドしていただき開催しました。
一日目は、午後6時30分に参拜、隊旗授与などの結成式を行ひ、たくさん方から見送りいただき、千寿ヶ原の立山駅までバスで移動。ケーブル、高原バスを利用して追分で下車。準備体操してから追分から室堂までの登拜が始まりました。雨上がりのガスの中、弥陀ヶ原から一の谷へ。途中危険なところはガイドからロープで引つ張つてもらふなど、補助いただきながら進みました。最初の難関、修験道鎖禅定の鎖場を攀じ登り、獅子ヶ鼻で昼食、次第にガスが晴れてきて、天狗の鼻、鏡石平を進み天狗平山荘へ、御主人の佐伯賢介様から激励の言葉をいただき、室堂へ。三日目に除幕式を行ふ「秋篠宮殿下お歌碑」の前で写真を撮り、初日のみ参加の富山みらいロータリークラブ9名の会員から激励の言葉をいただき、立山の聖地である玉殿の岩屋を参拜して、室堂山荘に入りました。山荘では、佐伯知彦ガイドから立山信仰や地獄の話を解説いただき、明日からの登拜では、みんなで力を合せ絆を深めることの大切さを教はりました。
二日目は晴れ渡る爽やかな天候に恵まれ、出発前にオコジョを見れた隊員もをりました。室堂山荘の御主人の佐伯千尋様から激励の言葉をいただき、体操をして浄土山へ。途中雪渓の残るところで休憩、隊員たちは夏の雪合戦を楽しんでをりました。険しい岩場を攀じ登り、立山三山の一つ、浄土山頂へ登頂。先の大戦までに亡くなられた二万八千六百八十二柱の御靈を祀る「軍人靈碑」を参拜、国歌を斉唱した後で、隊長が、「過去の山といはれる浄土山では、国のために亡くなられたたくさんの尊い方々のお蔭で、多くの国が植民地から独立し、今の平和な暮らしがあるのだといふことを認識してほしい」と訓示を伝へました。次に一の越へ下り、三の越へ。昭和天皇御製碑の前で「立山の御歌」を奉唱、皇居を遥拜致しました。次に立山頂上へ向けて出発。全員が無事に登頂。立山頂上の雄山神社峰本社では、佐伯睦麿宮司から祝詞を奏上していただき、「現在の山といはれる立山頂上で苦しさを乗り越えて達成した喜びを噛み締め、萬歳三唱を行ひました。社務所で昼食をとらせていただき、佐伯睦麿宮司から激励の言葉をいただき、大汝山、富士の折立、真砂岳を縦走して、内蔵助山荘に到着しました。二日目の行程は非常にきつく、天候にも恵まれてとても暑かつたので、休憩も多くとり、時間をかけて慎重に進みました。
三日目、午前5時すぎ、幸運にも御来光を仰ぐことができ、一同感動しました。そして、御主人の佐伯常行様から激励の言葉をいただき別山へ。後立山連峰の美しい景色を堪能しながら無事に登頂。未来の山といはれる別山では、三山縦走を達成できた自信を糧に未来への目標を誓ひ、参拜。三山達成の萬歳三唱を行ひました。別山乗越から雷鳥沢までの長い下りを進み、雷鳥沢ヒュッテで入浴して昼食。富山縣護國神社の林苑顧問の松久卓元富山森林管理署長様と合流、みくりが池周辺の解説をいただきながら室堂へ。午後1時、「秋篠宮殿下お歌碑」の竣功除幕式に出席して、除幕、国歌斉唱を行ひ、主催者、御来賓の挨拶の後、皇室の彌榮を祈念して聖寿萬歳を行ひました。隊員たちには、今はお歌碑の意味が分からなくても、今後の皇室敬慕、雷鳥の保全意識の高揚に繋がれば幸であります。室堂で佐伯高男、佐伯知彦両ガイドから激励の言葉をいただき、高原バス、ケーブルで千寿ヶ原へ。帰りのバスの中、松久卓様から激励の言葉をいただき、神社へ全員が無事に到着。終了式を行ひ、心配されてゐた家族のもとへ堂々と帰つて行きました。三日目の隊員たちの足取りは昨日までと全く異なり、非常に力強く逞しいものでありました。
ガイド・サポーターの皆様をはじめ、雄山神社・各山荘の皆様、御協賛いただいてをります富山縣護國神社崇敬会、青空のみの市実行委員会、富山みらいロータリークラブ、富山南ライオンズクラブ、立山黒部貫光株式会社、報道各社の皆様方のお蔭をもちまして、無事に開催できましたこと、厚く御礼申上げます。まことにありがたうございました。