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平成27年 8月 9日
第14回「廣德塾」のご報告(平成27年8月9日・長崎の日 )
7月20日午前9時より、第14回「廣德塾」を開催いたしました。今回は12名の塾生と12名の大人を合せ、24名が参加しました。
はじめに手水の儀を行ひ正式参拜を齋行。参集殿に移動して講義1として宮司が挨拶をして、勉強の時間が始まりました。
講座2では「論語を学ばう」を青木順子先生から学びました。今回は、論語の三德(知・仁・勇)を習ひ、皇位継承と同時に継承されます三種の神器(八咫鏡・八尺瓊勾玉・草薙剣)が(仁・知・勇)を意味してをり、論語では知が優先して大切にされてゐるが、日本では仁(他者を大切にする心)が優先して大切にされてゐるといふことを学びました。
講座3では「そろばんを学ばう」を日本珠算連盟の森本睦子富山支部長から、基礎を中心に、姿勢を整へ、そろばんの持ち方や玉のはじき方、使ふ言葉などを学びました。
講座4では「歌を唄はう」を前馬千尋巫女から唱歌「浜辺の歌」について学びました。3番の歌詞が1番、2番とは内容が違ふといふことを教はり、そのことを思ひ浮かべながら最後に合唱しました。
昼食では、各自家庭で作つていただいた弁当を、本居宣長の詠まれた食前食後感謝の唱へ言葉を唱へていただきました。
午後からは体験講座として、日本ネイチャーゲーム協会の萩原裕美先生からネイチャーゲームを楽しみました。ネイチャーゲームは様々な感覚を通して自然を感じ、心と体で直接自然を体験することによつて自然と自分が一体となつてゐることに氣付くゲームであり、境内様々な場所へ移動して、カモフラージュ・森の色合はせ・森の美術館などのゲームを行ひ、自然の中にある様々な色や美しさを見つけて、色々なことを学びました。
当日は猛暑日となりましたが、境内には清々しい歌声や元氣な声が響いてをりました。
湯島聖堂の漢文検定で論語上級を轡田玲子さんが優秀な成績で合格されました。おめでたうございます。