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平成27年 7月 20日
「続・廣德館講座」のご報告(平成27年7月20日 )
一般人を対象に勉強する「続・廣德館講座」が、第1回6月19日(金)午後3時より岸本弘様を講師として「古事記の朗読」を、第2回7月3日(金)午後3時より西川泰彦様を講師として「國史の中に仰ぐ御製」を各々学びました。
もともと「廣德館講座」は、富山大学名誉教授高瀬重雄先生を祭主(校長の意味)として、昭和61年5月6日より平成9年10月6日まで毎月一回第1月曜日に開催されてゐたものであり、途絶えて久しくなつてゐましたが、「続・廣德館講座」として開催することになりました。廣德館は、富山藩第六代藩主 前田利與(としとも)公が風俗の矯正、士風の振起を目的として安永2年(西暦1773年)に創建した藩校「廣德館」より命名してます。
岸本弘様には、本居宣長翁が訓した『訂正古訓古事記』を仮名交り文に書き下された<幸田本>(岩波文庫『古事記』・幸田成友校訂・昭和19年改訂版)を底本としてご自身が編集されました『朗読のための古訓古事記』を用ゐて参加者一同で朗読をいたしました。
西川泰彦様には、常日頃より神通歌會で和歌を指導いただいてをりますが、「廣德館講座」では、歴代天皇陛下の御製(おほみうた)、大御心から日本の歴史を御教授いただき、先づは當社御創立百周年記念事業で建立しました聖帝四代御製碑の明治天皇から今上陛下までの御製を詳しく解説いただきました。
今後は、第3回「廣德館講座」を竹田達矢様を講師として「近代史を学ぶ~歴史の見方」を8月29日(土)午後3時より4時30分まで開催します。また、「古事記の朗読」を毎月第3金曜日に午後3時より4時30分まで開催いたします。どなたでも参加できますので、お誘ひお越しください。