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平成27年 6月 18日
第2回奉納篝火(かがりび)狂言のご報告(平成27年6月18日 )
5月24日(日)午後6時30分から九世野村万蔵様はじめ萬(よろず)狂言一門の皆様によります、第2回奉納篝火狂言が行はれ、約300名の皆様が狂言を堪能いたしました。
美しい伝統芸能を奉納いただくことで、富山県民広く御英靈とともに楽しんでいただくことが慰靈顕彰になるといふ宮司の思ひにより開催され、大東亜戰爭終熄七十周年を迎へた今年の第2回奉納篝火狂言では、富山婦人謡曲会の皆様も連吟と仕舞の特別奉納をしていただき、花を添へていただきました。
はじめに宮司が挨拶を申上げ、狂言の解説を野村万蔵様が行ひ、役者が扇子など僅かな道具で様々な物を演出したり、舞台の空間をいろいろ想像したりすることで、狂言がより楽しく観劇できるといふことなど、わかりやすく解説いただきました。次に清祓ひを行ひ、火入の儀で、火入の神事を行ひ篝火に火が灯され、狂言『二人大名』が始まりました。
休憩をはさみ、特別奉納として連吟『蝉丸』、仕舞『雲雀山』・『鵜ノ段』、狂言『釣針』が奉納され、午後8時25分終演となりました。
大拜殿は、狂言者の演じる声や観衆の笑ひ声に包まれて、癒しやくつろぎの空間が醸し出してをりました。
色々とご協力賜りました皆様方に厚く御礼申上げ、ご報告申上げます。
宮司挨拶
解説(野村万蔵様)
火入の儀
狂言『二人大名』
特別奉納 連吟『蝉丸』
仕舞『雲雀山』・『鵜ノ段』
狂言『釣針』