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平成26年 9月 4日

第15回「元服立山登拜」のご報告(平成26年9月5日)

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 第十五回元服立山登拜を8月24日(日)から26日(火)の2泊3日、立山ガイド協会の佐伯高男氏・佐伯知彦氏にガイドをお願ひして開催しました。
 一日目は、結成式を行ひ、宮司が隊旗と鉢巻・お守りを隊員へ授与、宮司挨拶、隊長訓示、富山みらいロータリークラブ・富山南ライオンズクラブの両会長様から激励の言葉をいただき、御家族やたくさんの方々の見送りの中、神社を出発しました。立山駅にてガイドの佐伯高男氏と合流、あいにく天候が悪く、当初予定していた一の谷は危険と判断し、変更して室堂までケーブル・バスを乗り継ぎ移動。天候の回復を待ちつつ、自然保護センターを見学、室堂山荘へ移動して早めに昼食をとりました。昼食後、準備体操をしてから浄土山へ向けて出発、一日目の登拜がやうやく始まりました。過去を振り返る山と言はれる浄土山山頂には、日露戰争をはじめ大東亜戰争にいたるまでの富山県出身戰歿者の御靈を祀る「軍人靈碑」が平成17年に元服立山登拜を中心として再建されてをり、隊長が正しい過去を伝へるべく、近現代史、世界史について話しました。御神酒をお供へして参拜、國歌を斉唱しました。下山へ向けて出発した直後、雷鳥を四羽見ることが出来ました。一の越を通り室堂山荘前で富山みらいロータリークラブの村上様から激励の言葉をいただき、初日のみ参加の6名の皆様と離れ、室堂山荘に到着。入浴後、隊長が食前食後の感謝の唱へ詞を教へ、食堂に移動して夕食をいただきました。そしてここから合流した佐伯知彦副ガイドから立山曼荼羅に描かれた立山信仰の話を解説していただきました。
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 二日目は、室堂山荘で朝食をいただき、主人の佐伯千尋氏から激励の言葉をいただいて、立山の聖地である玉殿の岩屋を参拜、体操の後に立山頂上を目指して出発しました。三の越にある昭和天皇御製碑前で「立山の御歌」を奉唱、皇居を遥拜しました。現在の山と言はれる立山頂上、雄山神社峰本社では、元服成就祈願祭を齋行していただき、頂上登拜の喜びを全員でかみしめ、万歳を三唱しました。社務所で休憩させていただき昼食をすませてから大汝山へ、大汝山ではオコジョと雷鳥を見ることが出来ました。そして富士の折立へ縦走、下る坂道は慎重に進み、内蔵助山荘に到着しました。
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 三日目も残念ながら雨となり、雨具を着装して、内蔵助山荘主人の佐伯常行氏から激励の言葉をいただき出発、別山登頂は断念して、カメラも壊れてしまふほどの激しい雨風の中、隊員とサポーターは交互に隊列を組替へ、大走りから下りました。足元はとても滑りやすく危険であり、慎重に氣をつけながら下山。途中、雷鳥を四羽見ました。賽の河原を通り、水かさの増した浄土川にかかる橋を慎重に渡り、雷鳥沢ヒュッテに到着。入浴後、昼食をいただきました。みくりが池で当社の林苑顧問であり元富山県森林管理署長の松久卓氏と合流。高山植物の解説をいただき、自然保護センターへ移動。見ることのできた雷鳥とオコジョの報告をして、室堂を出発。その後は予定通り神社へ到着し、終了式を行ひました。
 今回は三日間とも天候が悪く、足元が非常に危険な中、行程も大幅に変更しましたが、無事に登拜を達成することができました。別山でこれからの目標に向かつて誓ふことは出来ませんでしたが、隊員たちの足取りは初日よりも確実に力強く成長してをり、今後数々の苦難も乗り越えて活躍されることと期待いたします。
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三日目はカメラが壊れたため神社到着後の写真しかございません。
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 ガイド・サポーターの皆様をはじめ、雄山神社・各山荘の皆様、御協賛いただいてをります富山縣護國神社崇敬会、青空のみの市実行委員会、富山みらいロータリークラブ、富山南ライオンズクラブ、立山黒部貫光株式会社、報道各社の皆様方のお蔭をもちまして、無事に開催できましたこと、厚く御礼申上げます。まことにありがたうございました。