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平成24年 9月 5日
第13回元服立山登拜のご報告(平成24年9月5日)
第十三回元服立山登拜を8月20日(月)から22日(水)の2泊3日、立山ガイド協会の佐伯高男氏・佐伯知彦氏にガイドをお願ひして開催しました。
一日目は、結成式を行ひ、宮司が隊旗と鉢巻・お守りを隊員へ授与、そして富山みらいロータリークラブからは、創立15周年の記念品として酸素濃度測定器「パルスオキシメーター」と聴診器を贈呈いただきました。たくさんの見送りをいただき神社を出発。バスやケーブルなどで追分まで移動し、準備体操をして登拜が始まりました。初めの難関、一の谷・獅子ケ鼻では鎖をたよりに攀じ登り(鎖禅定)、天狗の鼻では珍しくおこじょに遭遇しました。鏡石平で昼食をとり、天狗平を経て室堂に到着。ここで、初日のみ参加の富山みらいロータリークラブの戸田ご夫妻様、岡崎様、打出様から激励の言葉をいただきました。立山の聖地、玉殿の岩屋を参拝して、室堂山荘に到着。夕食前に佐伯知彦副ガイドから立山曼荼羅の絵解きを解説いただき、隊長が食前食後の感謝の唱へ詞の意味を伝へました。
二日目は、室堂山荘主人の佐伯千尋氏から激励の言葉をいただき、早朝五時に体操をして出発、浄土山を目指しました。過去を振り返る山と言はれる浄土山山頂には、日露戰争・大東亜戰争の富山県出身戰歿者を祀る「軍人靈碑」を参拜、國歌を斉唱後、隊長が正しい歴史を伝へました。次に、雄山三の越にある昭和天皇御製碑前で「立山の御歌」を奉唱、皇居を遥拜しました。現在の山と言はれる雄山頂上、雄山神社峰本社では、元服成就祈願祭を齋行していただき、頂上登拜の喜びをかみしめました。そして未来の山と言はれる別山頂上では、三山縦走達成の自信をもとに今後の目標を掲げて参拜しました。今回下山のルートは、残雪の影響によつて春の花と秋の花が同時に見られるお花畑を通りました。室堂乗越を経由して雷鳥沢キャンプ場へ降り、雷鳥沢ヒュッテに到着。夕食後には、佐伯高男ガイドからガイドが携帯している道具を見せていただき、非常時での使用方法などを説明していただきました。
三日目は、雷鳥沢ヒュッテのお母さんから激励の言葉をいただき、室堂の自然保護センターでは、おこじょを見た報告をしました。美女平まで行く途中のブナ平でバスを降り、当社の林苑顧問であり元富山県森林管理署長の松久卓氏から立山スギやブナ坂・美女平の森林の解説をいただき、昔の登拜道を通つて美女平駅まで行きました。その後、予定通り神社へ到着し、終了式を行ひました。今回は、隊員が三人と少ないでしたが、三人とも強い精神と体力で、サポーターを凌ぐほどでありました。
本年は三日間とも天候に恵まれました。ガイド・サポーターの皆様をはじめ、雄山神社・各山荘の皆様、御協賛いただいてをります富山縣護國神社崇敬会、青空のみの市実行委員会、富山みらいロータリークラブ、富山南ライオンズクラブ、立山黒部缶貫光株式会社、報道各社の皆様方のお蔭をもちまして、全員が無事に成し遂げることが出来ました。ここに厚く御礼申し上げます。まことにありがたうございました。