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平成22年 9月 23日

巴御前縁の松の苗木が奉納されました(平成22年9月24日)

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 9月23日(金)、南砺市の文化団体「福光ネイティブ・トラスト」(得能金市会長)より巴御前(ともえごぜん)縁の松の苗木が奉納され、記念植樹を行ひ、祈祷殿で奉納式を齋行いたしました。
 南砺市福光町天神町の「巴塚公園」には巴の松の木があり、緑豊かな見事な枝ぶりの老松は通称「一本松」の名で親しまれ、その雄姿は、昔から幾多の詩歌に詠はれ道行く人の道標でもありました。倶利伽羅の合戦で有名な木曽義仲の愛妾、巴御前の終焉の地であり、松村謙三翁揮毫の巴塚と書かれた大きな碑の横にあります。推定樹齢は750年。その巴松の苗木が奉納されました。
 巴御前は、義仲が粟津(石川県)で敗死後、鎌倉の和田義盛に身を寄せたが和田合戦で子の朝比奈三郎が討死すると、義仲の案内役をつとめた福光城主・石黒太郎光弘をたより、ここに出家して巴尼と名乗り、郷民村民に親しまれ、和歌・詩歌など学問、説教、説話を行ひ、よろずの相談相手となり、91歳で亡くなられたと伝へられてをります。
 福光ネイティブ・トラストは巴松の苗木を全国の木曽義仲、巴御前の縁の地に寄贈してをり、今回が10カ所目の奉納でありました。神社境内には、軍馬の御靈を慰める「馬魂碑」があり、巴御前が名馬「春風」を大切にされてゐたことから、碑の隣に植樹されました。得能会長は「苗木は軍馬の御靈に護られながら、すくすくと成長してくれるだらう」と話されてをりました。
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