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平成22年 6月 13日
満五年を迎へる『軍人靈碑』の修復(平成二十二年六月十三日)
六月十一日に立山・浄土山頂(標高二、八三一メートル)に登拜して、『軍人靈碑』の薄くなつてきた文字に墨を入れて修復致しました。
日清・日露戰争に従軍して戰死、戰病死された富山縣人二千五百九十五柱を合せ祀つた『軍人靈碑』は、明治四十二年、当時の第九師団長神尾光臣(かみおみつおみ)中将の揮毫により浄土山頂に建立されてをりました。その後長年の風雪により損壊も甚だしく、平成十二年より実施してゐる元服立山登拜にて朽ち果てんとする『軍人靈碑』に参拜して再建を誓ひ、折しも大東亜戰争終戰六十周年、日露戰争戰捷(勝)百周年の平成十七年、第六回元服立山登拜にて再建除幕式が執り行はれました。
その『軍人靈碑』の文字が薄くなつてきてをり、この度、宮司揮毫の文字を立山杉に彫刻頂いた堀内寛氏をはじめとします四名の方々と共に登拜致し、墨を入れてきた次第であります。
再建前までは殆ど忘れ去られようとしてゐた『軍人靈碑』でありましたが、再建された時と同様に、この墨入れを機に、英靈を慰靈顕彰するこころが拡がつてゆくことを願ふところであります。
今回、墨入れをして頂きました堀内寛様をはじめ、新迫様、酒井様、まことにありがたうございました。
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帰る途中、みくりが池付近で巣を守つてゐる雷鳥に出会ひました。