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平成22年 2月 10日

節分祭が斎行されました(平成二十二年二月十日)

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二月七日(日)午後二時より、節分祭を厳粛に齋行いたしました。
一般にいふ節分の日は、暦の上で大寒が去り、立春になる前日の特別な名称であり、翌日から一陽来福を祈るといふ考へから、清々しく立春を迎へるため、鳴弦(めいげん)の儀や蟇目(ひきめ)の儀、そして豆まきを行ひ、諸々の災害を祓ひ、又、家内安全・交通安全・学業成就等を祈念するため節分祭を齋行するのです。
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当日は、先ず本殿にて修祓(しゅばつ)、献饌、祝詞奏上、次に宮司が鳴弦の儀を執り行ひ、玉串拜禮、撤饌の後、大拜殿に移動して蟇目の儀、大的略式を齋行、そして内拜殿に戻り豆打ち式を宮司、年男、年女の奉仕者、また今年は、歌舞伎役者の人間国宝七代目尾上菊五郎の門弟であります、尾上音一郎(本名 山吉総一郎様 富山市出身)にも参加いただき、約三百人の参拜者の方々が撒かれた豆をいただきました。
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鳴弦の儀 栂野宮司          蟇目の儀 富山市弓道連盟 松岡了会長
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蟇目の儀・大的略式は、県下で唯一、小笠原流に則つて執り行はれてをり、今回で第二十七回目の奉納であいます。大拜殿にて、富山市弓道連盟・富山県小笠原同門会の皆様総勢三十五名にて奉仕されました。
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御奉仕御協力いただきまことにありがたうございました。

蟇目の儀とは
天下の邪悪を祓ふ儀式で、用ゐる弓は相位弓(そういきゅう)と申し、藤が七五三にまいてあり、これは神前の「しめ縄」を意味してをります。矢は矢尻のない鏑矢で先端に穴があけてあり、放たれますと笛のやうに鳴り、神秘な響きを出して魔性、邪悪を祓ふのであります。

大的略式とは
大的式は、天下泰平・国家安泰・家内安全を祈つて的を射る、射礼の儀式であり、六人の射手によつて三十六本の矢が放たれます。これは三六五日をかたどり天地を祭るとされてをります。大的略式は、六人の射手により十二本の矢が放たれます。