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平成21年 8月 28日

第十回元服立山登拜竝に記念式典(平成二十一年八月二十八日)

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八月二十三日(日)から二十五日(火)まで第十回元服立山登拜竝に記念式典を開催しました。
平成十二年の真冬二月二日、立山町芦峅寺の山岳写真家の高橋敬市さん宅で「元服立山登拜」実現に向けた話し合ひを開催、同年七月二十四日から二十六日にかけて「第一回元服立山登拜」を実施してより今回で第十回目を迎へました。今回は、実現のきっかけとなりました高橋敬市さんに解説をしていただくこととなり、ガイドに富山県山岳連盟副会長の永山義春さんを迎へて、隊員十八名、隊長以下サポーター等の大人が十五名の総勢三十三名に加へて、富山みらいロータリーから九名の方に参加いただき開催しました。
一日目は、神社で結成式を齋行ののち、父兄や富山みらいロータリーのたくさんの方に見送られて出発、バスにて千寿ヶ原の立山駅へ、ケーブルにて美女平へ、そして高原バスにて追分まで移動、体操で身体をほぐし、登拜が始まりました。弥陀ヶ原を進み一の谷にて昼食、立山六禅定の一つ鎖禅定の獅子ヶ鼻を登り、鏡平・天狗平・大谷を通り室堂山荘に到着、その後玉殿の岩屋をお参りして室堂山荘へ戻りました。山荘では、ガイドの永山さん、高橋さんにお話をしていただき、夕食をとりました。
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結成式                 お守り・はちまき授与
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追分にて体操              弥陀ヶ原
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一の谷にて昼食             獅子ヶ鼻・鎖禅定路
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獅子ヶ鼻                鏡石平
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快晴の一日目              天狗平山荘前
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石田さん、翠田さん、今井さん      室堂山荘へ
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玉殿の岩屋をお参り           永山さん、高橋さんのお話
二日目は、朝四時に起床、五時に山荘を出発して浄土山へ、頂上の軍人靈碑にて献鐉・拜禮・國歌斉唱の後、隊長から訓示があり、そこで朝食をとりました。一休みしてから出発、一の越を通り、三の越の昭和天皇御製碑にて「立山の御歌」奉唱・皇居遥拜をしました。次に雄山頂上へ登り、雄山神社峰本社にて雄山神社禰宜の佐伯睦麿さんに「元服成就祈願祭」を齋行していただきました。頂上では温かいココアをいただきました。大汝・富士の折立を進み、鞍部にて昼食、真砂岳の稜線を進み別山山頂へ、頂上ではお社を参拜して三山(浄土山・雄山・別山)登頂の万歳三唱。次第に天気が悪くなったため雨具を装着して出発、別山乗越から雷鳥沢を下り、雷鳥沢のキャンプ場へ。キャンプ場では、富山みらいロータリーの橘敏枝会長以下六名の皆様が第一回から第九回までの隊旗を掲げて迎へていただき、第十回の隊旗が合流した後、「第十回記念式典」が執り行はれました。式典では、隊長が式辞を述べ、来賓祝辞を橘会長より賜り、ガイドの永山さん、高橋さんより講評、チーフサポーターの篠田昭治さんより祝辞を賜りました。そして、雄山頂上に向きを変へて「立山の御歌」を奉唱、すると今までガスに覆はれていた会場でありましたが、唄ひ出した途端に雄山頂上が姿を現し、一同感激に浸りつつ奉唱しました。そして第十回を祝ひ全員で万歳三唱して記念撮影を行ひ式典を閉ぢました。宿泊先の雷鳥沢ヒュッテへ移動し、疲れきった身体を温泉・夕食にて癒しました。
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室堂山荘主人より激励の言葉      浄土山頂へ
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頂上にて隊長訓示            集合写真
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二の越付近               三の越 昭和天皇御製碑
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元服成就祈願祭             雄山神社峰本社
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富士の折立               別山頂上
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間もなく雷鳥沢キャンプ場       過去の隊旗とロータリーの皆様の出迎へ
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第十回記念式典             集合写真
三日目は、朝食後、永山さん・高橋さんからもう一度お話をいただき、体操の後、第一回から第十回の隊旗を掲げて地獄谷を経由し天狗平へと進みました。天狗平では、ナチュラリストの佐藤武彦さんが迎へて下さり、帰りの高原バスの中、弥陀ヶ原まで解説をしてくださいました。そして美女平にて昼食、ケーブル・バスに乗り神社へ戻りました。到着してすぐに終了式を開式、参拜・隊旗返還・修了證授与・隊長と来賓を代表して富山みらいロータリーの戸田幹事長のお祝ひの言葉・集合写真・隊旗へ名前の記入を行ひ解散しました。
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十本の隊旗を掲げて出発         大谷付近
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佐藤さんと合流             美女平でミヤマクワガタを獲得
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終了證授与               隊旗へ名前を記入
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登拜隊と家族の皆様
今回のコースは、途中で高原バスを降りて追分から旧登山道を登り、尚且つ二日目の行程がとても強硬でありましたが、隊員たちは弱音も吐かずに苦しさを乗り越へ登拜を成し遂げました。また、帰路の高原バスでは、救助ヘリが一の谷に沈んでゆく姿を目の当たりにし、二日前に通った場所であったために山の厳しさを強く再認識させられました。
三人の班長には、隊員たちをよく纏めていただき、「食前食後感謝の唱へ言葉」も立派に先導してくれたので隊員一同大きな声で唱へることが出来ました。お蔭で非常に纏まりの素晴らしい登拜隊となりました。班長の皆さんありがたうございました。
参加いただきました隊員諸君・サポーターの皆様をはじめ雄山神社、各山小屋の皆様、協賛いただきました富山縣護國神社崇敬会・青空のみの市実行委員会・富山みらいロータリークラブ・富山南ライオンズクラブ・立山黒部貫光株式会社、後援いただきました報道各社の方々のお蔭で無事に開催できましたこと、深く御礼申し上げます。まことにありがたうございました。
隊員とサポーターの皆さん
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永山さん、高橋さん、篠田さん、班長のみんな、まことにありがたうございました。