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平成21年 7月 27日

第二回廣徳塾を開催しました(平成二十一年七月二十七日)

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 七月二十五日(土)午前九時より第二回廣徳塾(こうとくじゅく)を開催、近隣の小中学生や崇敬会員の子供たち十六名が参加しました。
 廣徳塾は、富山藩第六代藩主 前田利與(としとも)公が風俗の矯正、士風の振起を目的として安永二年(一七七三)に創建した藩校「廣德館」より命名。富山縣護國神社では、昭和六十一年五月六日より平成九年十月六日まで凡そ毎月一回、「廣徳館講座」(通計第百二十二講)を開催してをり、その時は大人を対象にした勉強会でありましたが、より若い世代を対象にすることが重要だといふ宮司の考へにより、前回(三月二十七日)より続く開催であります。
 藩校の時から大切に教へられてゐる「論語」を学ぶことを中心に据ゑて開催し、今回は、特に空き缶を利用して自分たちでお米を炊き、そのご飯をいただくことなども織り交ぜて開催、また富山県神社庁が主催する「第三十二回お宮さんを描く写生大会」に出品するための写生大会も併せて行ひました。
 まず神社に集合後、手水舎にて手水の儀を行ひ本殿へ参進、正式参拜を齋行する中で國歌を斉唱し記念撮影、参集殿へ移動して開講しました。宮司の講話に続き、早速廣徳塾講座①を行ひ、前回同様、「とやま論語を楽しむ会」の青木順子先生を講師に迎へ、論語の素読を中心に行はれました。前回から続けて参加した三人はすでに暗記してゐるかのやうにすらすらと、また今回初めての参加者も次第に大きな声で素読をして、澄んだ声が境内中に響いてをりました。
 続いて講座②では、空き缶を利用してお米を研ぎ、缶を二つ重ねて炊き上げ、そして神社で用意したカレーを自分たちで炊いたご飯にかけてみんなで食事しました。初めての食感に戸惑いながらも楽しさうに食べてをりました。そして、境内にて写生大会を実施、好きな場所を選んで描くやうにと伝へましたが、なぜかみんな大拜殿を中心に描いてをりました。
 次回は、十二月二十六日(土)に開催する予定です。挙つて参加くださいますことをお待ち申し上げます。
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手水をして参進            正式参拜
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宮司挨拶               廣徳塾講座①「論語」
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空き缶でお米を炊いてみやう      食事中