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平成19年 6月 26日
遺芳録のページに横澤哲也命を掲載いたしました。(平成十九年六月二十六日)
横澤哲也命
海軍甲種飛行予科練習生第五期生
氷見市鞍川出身 二十歳
「陣中日誌」
「陣中日誌」は、遺骨が帰る以前に、遺品として軍帽と共に戦友の方によつて届けられた。日誌には、弟 隼人さんが、陸軍幼年学校(仙台)に合格されたことを大変喜んでをられることや、シャワー代りのスコールや、配給のお酒を楽しみにしてをられる様などが処々に記されてゐますが、中でも胸打たれるのが、正に命を捧げられた最前線での軍務です。横澤哲也命は南方の離れ小島の基地に在つて日夜、索敵、接触と云ふ、言はば最前線中の最前線に従軍してをられたのです。暑ければ冷房、汗をかけばシャワーと言つた現代人には、想像もつかないやうな炎熱の最前線に、祖国防衛の使命感に燃えて困苦欠乏に克く耐へられた御祭神の崇高な精神に、今に生かされてゐる我々は心からなる感謝の念を捧げなければならないと、この日誌を読めば、改めて痛感させられる。
https://www.toyama-gokoku.jp/ihouroku/2007/06/post_1.html