8月1日(木)午前11時からは富山縣護國神社に於いて、万灯みたままつり竝に永代講大祭を齋行致しました。多くの御遺族ご参列のもと、宮司が慰靈顕彰の祝詞を奏上申上げ、富山県遺族会長 田林修一様がご参列の皆様を代表して玉串を奉りて拜禮致しました。
祭典後、「夏のをどり」を藤間勘史弥社中の皆様に奉納いただきました。
奉納曲と踊り・唄は、
「てるてる坊主」(踊り)宝田桜結子様
「関の小万」(踊り)坂本渚様
「福光めでた」(踊り)藤間好柚様
「九段の母」(唄)中田好美様
の皆様の奉納でありました。
「夏のをどり」奉納の後、御参列の皆様には、内拜殿にてろうそくに「みあかし」を灯して参拜いただきました。暑さ厳しい中、長時間のご参列をいただき洵にありがたうございました。
社殿軒下には、県内外の著名な皆様から御揮毫いただきました「特別あんどん」が掲げられました。御奉納は、俳優の西村まさ彦様、女優の室井滋様、柴田理恵様、落語家の柳家さん生師匠、春風亭柳之助師匠、表千家家元の千宗左様、國泰寺管長の澤大道老師猊下、表千家吉祥会の吉倉裕陽宗匠、篆刻家の小田玉瑛様、講談師の日向ひまわり様、参議院議員の山谷えり子様、有村治子様の皆様方です。まことにありがたうございます。
さらに、南画家であり歌人の故中野清韻先生の遺作展を開催致しました。万灯みたままつりに際し、永年に亘り特別あんどんの揮毫、膨大な数のあんどんの絵を奉納いただいてをりました。その中から厳選したものを数点展示致し、中野清韻先生の御遺徳をお偲び申上げました。
午後6時半からは「御神楽の夕べ」を大拜殿神楽舞台にて開催致しました。まずは中学三年生の伊東織音さん、黒瀬誉乃さんによる「浦安の舞」、次に當神社の轡田権禰宜による「いでたちの舞」、そして次に高校二年生の塚原里桜菜さんによる「みたま慰めの舞」が御神前に奉納されました。伊藤さん、黒瀬さん、塚原さんは、はじめてこの日に舞を奉納されましたが、猛暑続く中、一生懸命舞の稽古に励んでいただき、当日は素晴らしい舞を奉納していただきました。
そして、皆様方に奉納いただきましたあんどんは七月三十一から八月一日の二日間、境内に掲げ、御靈をあんどんに託してお迎へし、慰靈顕彰につとめました。皆様から献灯いただきましたあんどんが境内を優しい明かりで包み、富山市花火大会と相俟つて美しく彩つてゐました。
献灯あんどんをご奉納いただきました皆様、献灯あんどんに絵画の奉納をいただきました中気ままサロンパステル画教室(代表 岸岡ひとみ様)の皆様、おえかきキッズ(代表 西宮恵美様)の皆様方に厚く御禮申上げます。まことにありがたうございました。
花火大会終了後、富山縣護國神社ではろうそくに「みあかし」を灯して、伊佐雄志神社では「献水の儀」として氷柱に清水を捧げてお参りしていただき、御霊をお偲び申上げました。