表千家同門会富山県支部設立六十周年記念大会竝に第三十八回表千家献茶式が、9月17日(日)に表千家 猶有斎 千宗左 お家元宗匠をお迎へして開催いたしました。
12時25分、宮司以下齋員、お家元宗匠、表千家同門会富山県支部役員、國泰寺管長が参進、新田八朗富山県知事、富山県町村議会議長会長 岡田健治立山町議会議長、神社役員、表千家同門会富山県支部、富山県茶道連盟、北日本茶会の関係者らが参列する大拜殿を通り祈祷殿へ着座。修祓、献饌、宮司祝詞奏上の後、献茶の儀が執り行はれました。
当日は、猛暑が続いた今年を象徴するやうな暑い中での齋行となりましたが、猶有斎 千宗左お家元宗匠が洗練されたお点前を厳かにまた丁寧に恙無く披露され、点てられた濃茶薄茶を御神前にお供へすることができました。戰場で倒れられた御英靈が、末期の水もいただけぬまま亡くなられたことに思ひを馳せ、故郷の清水で点てられたお茶を当代一流の茶人によつて捧げ奉るものであり、10月5日の秋季例大祭に先立ち齋行されます献茶式であります。
今回は、表千家同門会富山県支部の設立六十周年の記念大会として、献茶式終了後に記念式典が開催されました。式典では中曽根富山県支部副支部長が挨拶を申上げ、猶有斎 千宗左お家元からお祝の色紙が同門会富山支部へ贈呈され、引続き挨拶を賜りました。そして、御来賓の新田八朗富山県知事、富山県市長会長の藤井裕久富山市長から祝辞を賜り、越中五箇山麦屋節保存会による奉祝の麦屋節が舞はれました。
境内では、表千家同門会富山県支部主催の茶会も催され、縁の深い皆様方により賑々しく盛大に開催していただきました。
記念の献茶式が恙なく厳粛に齋行できましたこと、ご関係の皆様方に厚く御禮申上げます、ありがたうございました。
令和6年より、不審菴さまの御配慮により9月30日となりますので、御予定してくださいますやうお願ひ申上げます。