第五回 箸の日感謝のまつりのご報告(令和5年8月28日 )
8月4日(はしの日)に「第四回 箸の日 感謝のまつり」を斎行致しました。
ユネスコ無形文化遺産に登録された和食・日本の食文化に代表される箸は、太古の時代より神器として親しまれ、日本人の魂として使ひ続けられてきました。
當神社では、より一層、このやうな日本の伝統文化を顧み、次世代へと継承してゆくため、令和の御代より、「箸の日 感謝のまつり」を開催してゐます。本年も、箸の日感謝のまつり実行委員長 一般社団法人 富山県調理師会会長の今庄智幸様をはじめ、富山県調理師会員の皆様のご協力のもと、滞りなく第五回目を開催することができました。
祭典では、箸渡しの儀を行ひ、境内の竹で作つた神人共食を意味する両口箸を今庄会長が宮司に手渡し、宮司が御神前にお供へ致しました。
次に宮司が祝詞を奏上、そして御神前に使ひ納められた箸をお祓ひし、参列者一人一人が玉串を奉りて拝礼致しました。
お焚き上げの儀では、今庄会長がお供へした両口箸を天に向けて篝火台に立てた後、火入れを行ひ、参列者一人一人が、日頃使つてゐる箸に感謝し、お焚き上げを致しました。
この「箸の日感謝のまつり」を通して、日々、生き物の命をいただいて生きているといふことに感謝をし、またその命を運ぶ箸にも感謝をするといふ、日本の文化・心を呼び覚ますきつかけになればと願つてをります。ご協力いただきました富山県調理師会の皆様、ご参列いただきました皆様方に、篤くお礼申上げます。